秋の山草展(大船フラワーセンター) [横浜]
オヤマボクチ (雄山火口) キク科ヤマボクチ属の多年草
山菜として「ヤマゴボウ」と称される
名前は、茸毛(葉の裏に生える繊維)が火起こし時の火口(ほくち)として用いられたことから
長野県飯山市の富倉そばでは、茸毛をつなぎに使っている (Wiki.より...)
今年も ハロウィンの時期なので「秋の山草展」(湘南一草会)です
先週、10月14日(水)〜18日(日)大船フラワーセンターの第一展示場で開かれていました
隣の第二展示場では「秋のばら展」( 湘南バラ会)が同期間開催されていました
次の展示会は「神奈川県菊花大会」(神奈川県菊花連盟)で、10月28日(水)から始まります
スンマセン、昨年とは違うものを観察するつもりでしたが、同じものが幾つもあります
イワショウブ(岩菖蒲) (学名:Triantha japonica )
チシマゼキショウ科イワショウブ属の多年草 別名、ムシトリゼキショウ と云う (Wiki.より...)
ネットの中には「ユリ科 チシマゼキショウ属」と云う書き方もありました
氷河期の遺存植物と言われる。 属名の Tofieldia はイギリスの植物学者「T. Tofield」の名にちなむ
種小名の japonica は「日本の」という意味である (「みんなの花図鑑」さんより..)
ヤマラッキョウ (山辣韮) (学名:Allium thunbergii)
ユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草
和名の由来は、山に生える辣韮ということだが、食用にはされていない
花言葉は「つつましいあなた」である
属名の Allium はニンニクの古いラテン名で、
「alere ないし halium(どちらも「臭う」)」からきている
種小名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物学の基礎を作った
「ツンベルク(Carl Peter Thunberg, 1743-1828)さんの」という意味である
(今日も、ここは、いつもの「花図鑑」さんから....)
昨年は、サイシュウトウヤマラッキョウ(済州島山辣韮) が展示されていました
昨年も紹介した
ヨシノソウ(吉野草) (学名:Diaspananthus uniflorus)
別名 クサヤツデ(草八手)・カンボクソウ(肝木草) キク科クサヤツデ属の多年草
和名の「クサヤツデ」とは、葉姿がヤツデに似ていることから.....
別名の「ヨシノソウ」とは、奈良県の吉野山に自生が多く見られるから.....
また「カンボクソウ」とは、スイカズラ科のカンボクに葉姿が似ていることから.....
これも昨年ありました 今年は、白花も....
イワシャジン(岩沙参) (学名:Adenophora takedae)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草
日本固有種で、フォッサマグナ要素の植物である
沙参(シャジン)というのは釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことであり
和名の由来は、岩場に生える釣鐘人参の仲間というところからきている
これは昨年、トサジョウロウホトトギス(土佐上臈杜鵑)と云う名で展示されていたような....
ことしは キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑) の名札
ユリ科ホトトギス属の多年草
「国立科学博物館」のHPを検索しますと...
ホトトギス属植物は19種知られており、いずれも東アジアに生育している
日本には12種分布しているが、この内の10種は日本だけに生育する日本固有種である
この分布の様子から、日本はホトトギス属の分化の中心地と云える
(HPには、以下 16種の名前と学名が紹介されていました)
ヤマジノホトトギス Tricyrtis affinis Makino
キバナノホトトギス Tricyrtis flava Maxim.
ホトトギス Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.
シロホトトギス f. albescens (Makino) Hiyama
サツマホトトギス var. masamunei (Makino) Masamune
イワホトトギス var. saxicola Honda
サガミジョウロウホトトギス Tricyrtis ishiiana (Kitagawa & T. Koyama) Ohwi & Okuyama
スルガジョウロウホトトギス var. surugensis Yamazaki
タマガワホトトギス Tricyrtis latifolia Maxim.
ジョウロウホトトギス Tricyrtis macrantha Maxim.
キイジョウロウホトトギス Tricyrtis macranthopsis Masamune
ヤマホトトギス Tricyrtis macropoda Miq.
チャボホトトギス Tricyrits nana Yatabe
タカクマホトトギス Tricyrtis ohsumiensis
キバナノツキヌキホトトギス Tricyrtis perfoliata Masamune
セトウチホトトギス Tricyrtis setouchiensis Hr. Takahashi
この花の名札は「シロホトトギス」と表示されていましたが... アレレ.......
園内に咲いていた普通のホトトギスを観察していましたら、こんなヤツが...
これこそ「シロホトトギス」かと... それとも、ただの突然変異でしょうか.....
これも、めずらしいホトトギスのようです
Wiki.によりますと... キバナノツキヌキホトトギス(黄花の突抜杜鵑草)
世界で尾鈴山にのみ自生する固有種である
尾鈴山は、宮崎県にあり、多雨地域であり、寒蘭の自生地もある 尾鈴山地周辺地域にしか
見られないウラジロミツバツツジ、ナガバナサンショウソウなどの固有種が分布する
ここから、青い花が続きます
ヤマトリカブト(山鳥兜) キンポウゲ科トリカブト属の多年草
これは「トリカブト」だけの名札でしたが.....
Wiki.によると... トリカブト(鳥兜・学名Aconitum)は、キンポウゲ科トリカブト属の総称である
自分が、山で初めて覚えた高山植物の一つに、ハクサントリカブトがありました
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字) シソ科ヤマハッカ属(イソドン属)の多年草
ハマトラノオ(浜虎の尾)ゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草
ダンギク(段菊) クマツヅラ科カリガネソウ属の多年草
トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸) ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草
ビッチュウフウロ(備中風露) フウロソウ科フウロソウ属
スミレイワギリソウ(菫岩桐草)イワタバコ科ペトロコスメア属の多年草
これは、ご存知、ダイモンジソウ(大文字草)ユキノシタ科ユキノシタ属(サキシフラガ属)の多年草
ヤクシマダイモンジソウ(屋久島大文字草) の名札が....
前回 紹介したソバと同じタデ科のものです
ヒメタデ(姫蓼) タデ科イヌタデ属の一年草
ソバも展示場入口で可愛らしく咲いていました
これは、イネ科です
トワダアシ(十和田葦) イネ科クサヨシ属(ファラリス属)の多年草
最後は、昨年も紹介しました
マユハケオモト(眉刷毛万年青) ヒガンバナ科ハエマンサス属の多年草
みなさま、そば粉のご要望は、八ヶ岳産の信州そば粉を.....
本日も、“トボトボ進行”にご訪問ありがとうございます
myossyさま、いつもナイスご訪問ありがとうございます。
花って綺麗ですよね。
どうしてこんな形になったのでしょう?
不思議ですよね。
by dumbo (2015-10-20 12:21)
ええぇ!?フラワーセンター大船植物園!?
私はサボタニ(サボテン多肉植物)展示を見てきました。
蕎麦の花、可憐ですねぇ。花見でもって、蕎麦前イケますね。
by hanamura (2015-10-20 20:25)
私はあまり展示場へは行かないのでこういうものを見る機会は少ないです。山野草もいろいろありますね。
by takenoko (2015-10-21 08:07)
どれも素敵な写真ですねー
きれいだなー
by よいこ (2015-10-22 12:17)
dumbo さま
nice! コメント ありがとうございます♪
「山草」に一票ありがとうございます
そうですよネ 自然の造形に驚くことばかりです
by myossy (2015-10-22 21:12)
hanamura さま
nice! コメント ありがとうございます♪
「フラワーセンター」に一票ありがとうございます
そうです「サボテン」の後は「バラ」で、隣りが「山草」なのです
もうすぐ「菊」が、はじまりますネ
by myossy (2015-10-22 21:16)
takenoko さま
nice! コメント ありがとうございます♪
自分もふだんは「展示場」に入りませんが....
そう云えば「展示場」の池に、カワセミが飛んでいました
by myossy (2015-10-22 21:20)
よいこ さま
nice! コメント ありがとうございます♪
「山草の花」に一票ありがとうございます
キリン おやつラーメン、美味しそうですネ
by myossy (2015-10-22 21:28)
珍しい山野草を見せてくださって、嬉しいです。
今年は山歩きも行けなかった。花はいいですね。
by nachic (2015-10-22 23:33)
nachic さま
nice! コメント ありがとうございます♪
「山野草」に一票ありがとうございます
自分も山歩き、ご無沙汰なのです
by myossy (2015-10-23 18:30)