東海道線品川駅線路切替工事・2016 [つれづれ]
品川駅９番線に停車していた常磐線「特急 ひたち」 JR東日本E657系交直両用特急電車です
営業最高速度 130km/h（起動加速度 2.0km/h/s）（前車の651系の設計最高速度は 160km/hです）
取手の先で直流（1,500V）から交流（20,000V・50Hz）に自動切替（室内灯は、消えないようです）
終着いわき駅まで２時間半（上野を発車すると水戸まで１時間停車しません）
車体カラーは、梅をイメージした、薄いピンク色のようなのですが...
でも、今日は「ひたち」の話しでは、アリマセン
来月 11月19〜20日に実施される、品川駅線路切換工事がテーマです
JR東日本の報告を理解するために実地観察してきたレポートとなります
（ググってみますと、多くの専門家がネットアップ、自分の興味の範囲として載せてみました）
品川・新橋間を三往復して情報を収集、その後、カメラメンテのため新宿に向かいました
以下、2016.9.13付けのJR東日本 プレスリリースの一部です
品川駅では2011年から東海道線の東京方への折返し機能の整備、および車両基地のスリム化を目的 とした
駅改良工事を行っておりましたが、この度、新東海道上り本線への切換、使用停止していた6番線と7 番線を
使用開始するため、線路切換工事を11月19日(土)10時20分頃から20日(日)6時20分頃まで、お よそ20時間
かけて実施いたします。
JR東日本は、３年前にも同じように東海道線の一部を運休させて品川駅の線路切替を実施しています
その結果「上野東京ライン」の開通につながり「ひたち」が品川駅に登場しました
今回の切替工事により（品川駅〜田町駅間において）
○ 東海道本線 上り電車発着ホームは、主に改良された品川駅６番線となります（５番線は休止）
○ 田町駅手前にある右カーブの線形が緩和される（常磐線電車の時間短縮）
新しい東海道本線上り線は、新車両基地の一番西側を直線的に走る
○ このあと、京浜東北線・山手線品川駅ホームの東寄せ工事と続き → 品川新駅の誕生へ
○ 品川新駅は、２面４線（京浜東北線/山手線・線路別複々線・品川駅と同様）で建設
と云うことは、今と同じように新駅-田町駅間で京浜東北線の線路越え?が必要となる
○ 永くみると、京急本線の新品川駅建設へ（地平２面４線・北品川駅の高架化）
2016.12.28 追記
この切替工事完了により、東海道線上り線田町駅手前付近の線形が改良され速度制限が解除
17年３月のダイヤ改正で、常磐線下り電車の品川〜東京駅間の所要時間が１分短縮された
昨年末（2015年11月）の品川・田町間空撮画像（左がほぼ北方向・田町駅方面）
ほぼ中央で、山手新駅の工事が進んでいます
（Google Earthから拝借.2015.11.29）
【図−１】 東海道線品川駅線路切替工事概要（2016.9.13付けJR東日本 プレスリリース資料）
（JR東日本のHPから拝借）
【図−２】 東海道線品川駅線路切替工事概要（2013.1123〜24 実施）
（JR東日本のHPから拝借）
【図−３】品川駅上野東京ライン関係 配線完成予想図（５〜12番線）
新５・６番線ホーム東京側先端は、東側にカーブしている（よく見ると、全ホームカーブ）
（今回の切替工事で５番線の運用は、当分休止される?）
（Reports for the future ～未来へのレポート～さんからお借りしました）
ちなみに、22線ある現在の「品川駅」の配線を山側（西側）からみると...
京急本線 ３番線 （品川止まり）
京急本線 ２番線 （上り?線・都営地下鉄浅草線方面）
京急本線 １番線 （下り線・浦賀・三崎口方面）
JR １番線 山手線 内回り （東京・上野方面）
JR ２番線 山手線 外回り （渋谷・新宿方面）
JR ３番線 京浜東北線 北行き （上野・大宮方面）
JR ４番線 京浜東北線 南行き （横浜・大船方面）
JR ５番線 東海道本線・上野東京ライン 上り → 今後休止
JR ６番線 休止中 → 東海道本線・上野東京ライン 上り
JR ７番線 休止中 → 東海道本線・上野東京ライン 上り
JR ８番線 東海道本線・上野東京ライン 上り
JR ９番線 上野東京ライン （常磐線特急）
JR 10番線 上野東京ライン （常磐線快速）
JR 11番線 東海道本線・上野東京ライン （常磐線特別快速）
JR 12番線 東海道本線 下り （小田原・熱海方面）
JR 13番線 横須賀線・総武快速線 （東京・千葉方面）
JR 14番線 横須賀線・総武快速線 （一部の列車）
JR 15番線 横須賀線 下り （横浜・久里浜方面）
JR東海 21番線 東海道・山陽新幹線 上り
JR東海 22番線 東海道・山陽新幹線 上り
JR東海 23番線 東海道・山陽新幹線 下り
JR東海 24番線 東海道・山陽新幹線 下り
今回の線路切替により、東海道本線上り線より東側は、落ち着くのでしょうか??
５番線が休止となり、東海道本線の東京方面上り線ホームは、新６番線が担うことになります
（新６番線ホームは、東京側が少し東側にカーブしている、旧ホームは真っ直ぐ）
７番線は、補助的に使うのか... 少し気になるところです
ここから、品川駅11番線ホームを出発する、常磐線特別快速に乗車して、線路切替箇所を観察します
さぁ発車しま〜す
11番線出発信号機が青色を点灯しました（ここは、制限 45km/hです）
上野東京ライン（常磐線も...）は、ATSです 線路際に信号機が立っております
前に見えるダイヤモンドクロッシング 到着する「ひたち」が右から左へ横切っていきます
左側を走る新しいレールは、新７番線からのものです
ここで左側から来るレールは、新６番線からの東海道線上り本線です
矢じるしのように、左から真っ直ぐに走ります こちら側からの制限は、45km/hです
（改良後、常磐線の電車は、ここで本線に合流、この先 おそらく速度制限が無くなります）
少し進むと、左側の車窓は、山手新駅建設工事中となります（ここは、今後も制限かも...）
走っているレールは本線 直線に改良されます（図-1 ３.切換箇所③の場所です）
（こちらのカーブ、現在の制限は、55km/hです）
改良後、いま走るレールは、上り本線内側となります（ここの制限は 50km/hです）
新本線が、左からいま走るこのレールを横切り右へ走り抜けます（図-1 ３.切換箇所②の場所）
（とうぜん、いま走るこのレールは手前から海側のレールに繋がります）
ここの信号機、まだ使用不可です（左からの新線に向いています）
見えませんが、左から現在の上り本線がやってきます（ここの制限は 45km/hです）
（改良後、この付近のレールは全て廃線となります）
左に見えるポイントが、現合流点です（こちら側からの合流の制限は 35km/h）
新本線は、右の矢印部分を走ります（図-1 ３.切換箇所①の場所）
一番右側に見えるレールは、下り本線となります
この付近、現５番線からくる上り本線の制限は、70km/h
下り本線側から見た「図-1 ３.切換箇所①の場所」です
新本線のレールは、矢じるしのように敷設され、線形が改善 スピードアップされます
×××印とした、現合流ポイント付近が廃止されます
以上の観察結果を検証するため、手持ちで先頭動画にトライしてきました
【常磐線特別快速 土浦行き 品川駅11番線平日11時53分発】
（特別快速は、取手から先は各駅に停車します）
揺れゆれの動画をご覧いただき、ありがとうございます
次回金曜日には、品川駅で撮った画像をアップする予定です
本日も“トボトボ進行”にご訪問ありがとうございます
みなさま、そば粉のご要望は、八ヶ岳産の信州そば粉を.....
