フラワーセンターの春 [散歩]
ここで紹介する黄色は... いまの時期、多くの人がアップしている 可愛らしいセツブンソウの親戚です
セツブンソウの群生地として有名な秩父小鹿野町両神の堂上では
寒さのため、毎年「節分」で無くひと月後の「桃の節句」の頃に開花の最盛期を迎えます
(調布、三鷹、小金井市にまたがる「野川公園」を、節分過ぎに訪ねたのは3年前のことでした)
堂上の近く、四阿屋山中腹では、福寿草も人気ですヨ (ここのフクジュソウ、まだ見ていません)
節分草(セツブンソウ)はキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、日本固有種だそうです
今日、ここで紹介する黄色は... 普通のセツブンソウに比べ、可憐さが弱めですが....
キバナセツブンソウ(黄花節分草) キンポウゲ科キバナセツブンソウ属の多年草
原産地はトルコである 草丈は5センチから15センチくらいである
根際から生える葉は手のひら状に深く裂ける 開花時期は2月から3月である
葉の展開に先立って花をつける 黄色い花が茎先につく
花びらのように見えるのは萼片である
なお、同属にはもう一種南ヨーロッパに分布する大花黄花節分草(Eranthis hyemalis)がある
また、この両者の交雑種もあり、西洋節分草(Eranthis x tubergenii)と呼ばれている
園芸店ではこの交雑種も「黄花節分草」として売られている
根にはアコニチンという有毒物質を含み、嘔吐、頭痛、麻痺などの中毒症状をひきおこす
(いつもの「花図鑑」さんから....)
キバナセツブンソウ、フラワーセンター園内南側、もみじ山の一角に数輪咲いていました
続きは、菜の花の黄色です 二つある展示場の間に植栽されていました
この手前には、最後に紹介する ホンコンドウダンの鉢植えが、二鉢お披露目されていました
フラワーセンターの名札は、スノードロップ (別名 : マツユキソウ・待つ雪草)
園内のもみじ山、キバナセツブンソウの近くに咲いていました
待雪草(マツユキソウ) ヒガンバナ科マツユキソウ属(ガランツス属)の多年草
「季節の花 300」さんには....
アダムとイブの2人が楽園を追い出されて困っていたとき、降ってきた雪を、
天使がこのスノードロップの花に変えたらしい 「スノードロップ」=「雪のしずく」
いつもの「花図鑑」さんには「待雪草」で載っていました
フラワーセンターの名札は、シャクナゲモドキ (石楠花擬き・Rhodoleia championii)
ロドレイア・ヘンリー マンサク科ロドレイア属の常緑小高木
原産地は中国の雲南省やミャンマーなどである 樹高は2メートルから7メートルくらいである
樹形は立ち性である 葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)
開花時期は3月から4月である 紅色の花が枝先に集まり、垂れ下がって咲く
花弁数2枚から4枚の花が5つずつまとまり
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が萼のようにその5つの花を取り巻いている
(いつもの「花図鑑」さんから....)
流通名はピンクシャンデリア
ホンコンドウダン(香港満天星) ツツジ科ドウダンツツジ属の耐寒性常緑低木
原産地は中国で、東南部や香港の山間部に自生する
中国名は「吊鐘」、英名は'Chinese New Year Flower'である
自生種がどんどん減って、香港では保護植物に指定されているという
日本で出回っているのは園芸種で、耐寒性の強い選抜種である
開花時期は2月から4月である
蝋細工のように釣り下がる釣鐘形の花の上部が鮮やかな紅色をしており
下部の白とのコントラストが美しい 花冠の先は浅く5つに裂けて反り返る
(いつもの「花図鑑」さんから....)
本日も、“トボトボ進行”にご訪問ありがとうございます